小笠原では、外来種である飼い主のいないネコたちを捕獲し、島の外へ引っ越しさせる活動が効を奏して、アカガシラカラスバト、オナガミズナギドリ、カツオドリの繁殖が再開されています。
この取り組みとその成果を多くの方々に伝え、みなさんのお力をお借りして、当分の間続けなければならないこの活動をさらに拡げて行きたいと思います。
関東地区獣医師会連合会大会の行事ではありますが、一般公開いたします。当法人の長嶺事務局長が、やんばる、西表、対馬でのヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ、ツシマヤマネコ保護活動とその成果を報告し、どうぶつたちの病院が、外来種対策や希少種保護活動を支援する小笠原から、NPO法人小笠原自然文化研究所の鈴木事務局長にお越しいただき、なかなか知ることの出来ない現地の状況をお聞きします。
パネルディスカッションでは、小笠原村、環境省からのご参加もいただき、世界遺産登録地にふさわしく小笠原の自然を再生するために、民間、行政、そしてわたくしたちひとりひとりが今、何を始めるかを討議したいと思います。
夏の終わりとは言え、まだまだ残暑の厳しいころと思いますが、ご参加をお待ちしております。よろしくお願いいたします。
プログラム
司会 小松 泰史 (社)東京都獣医師会副会長
基調講演
「東京都獣医師会による希少動物保護の取り組み」
羽山伸一 (社)東京都獣医師会野生動物対策委員会・委員長
現地状況報告
「小笠原の危機」
鈴木創 NPO法人小笠原自然文化研究所・事務局長
先進地報告
「やんばるの危機」長嶺隆 NPO法人どうぶつたちの病院・事務局長
パネル討論
コーディネータ:
林良博 東京大学農学部・教授、中央環境審議会動物愛護部会長、 (財)山階鳥類研究所副所長、兵庫県森林動物研究センター所長
パネラー:
羽山伸一 (東京都獣医師会)
長嶺隆 (NPO法人どうぶつたちの病院)
鈴木創 (NPO法人小笠原自然文化研究所)
湯村義夫 (小笠原村企画政策室長)
中山隆治 (環境省小笠原自然保護官事務所首席自然保護官)
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