絶滅回避のためにツシマヤマネコの分散飼育に取り組んでいる井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)で「猫の日」にちなんだ講演会「希少野生動物の保護とイエネコ」が行われます。
NPO法人どうぶつたちの病院はオリジナルグッズの販売を行います。
これら商品の売上の一部は、ツシマヤマネコなど野生動物の保護活動に使われます。
ツシマヤマネコ講演会
「希少野生動物の保護とイエネコ」
2009年2月22日(日)猫の日
13時30分〜16時30分
対象:高校生以上90人【要申込】
「ツシマヤマネコの現状と動物園での活動」
講師 小林和夫(井の頭自然文化園・副園長)
「希少野生動物の保護とイエネコ問題」
講師 羽山伸一 (日本獣医生命科学大学野生動物教育研究機構・機構長)
「小笠原における東京都獣医師会の活動」
講師 高橋恒彦 ((社)東京都獣医師会・動物医療派遣団・団長)
井の頭自然文化園HP↓
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&inst=ino&link_num=10757
NPO法人どうぶつたちの病院は、2004年8月動物病院のなかった対馬に動物病院を開設。ツシマヤマネコにイエネコのウイルス病(ネコエイズ)が感染し たことを動物医療に関わる人間として深刻に受け止め、対馬からネコエイズをなくすことを目標に対馬で動物の適正飼育の普及活を行って来ました。
「対馬地区ネコ適正飼養推進連絡協議会」に参画して、「九州地区獣医師会連合会・ヤマネコ保護協議会」からの支援を受け、イエネコの不妊化手術、ウイルス 検査などを無料で行うほか、交通事故や、衰弱などで保護されるツシマヤマネコはじめ対馬の野生動物の治療にもあたっています。
小笠原では、野生動物に被害を及ぼすイエネコ問題解決のため、2006年7月に(社)東京都獣医師会とともに小笠原で動物の適正飼養を訴える活動を行ました。
その後、環境省からの委託により、小笠原におけるイエネコの飼育実態と生息状況を調査、2008年10月には、現地に獣医師を置き、「(社)東京都獣医師会小笠原動物医療派遣団」の受け入れを支援しました。