皆さん初めまして。
普段は対馬野生生物保護センター(以下、ヤマネコセンター)で
ツシマヤマネコの飼育員をしています、笹沼です。
個人でもあまりブログなどはしたことありませんが
このスタッフブログを通して
皆さまに対馬の魅力をお伝えできればと思っています。
ではさっそく本題へ…。
先日、台風続きの影響で
対馬では50年に1度の大雨が降っていました。
土砂降りの中、ヤマネコたちのお世話をしていると
別の職員から「ヤマネコセンターの前で鳥がうずくまっている!」との連絡が。
衰弱している野鳥かも?と思い、急いで現場へ急行すると
なんとそこには1羽の白いハトが雨宿りをしていました。
寒いからか羽根を膨らませ、首をすくめるその姿は
まるで大きなまんじゅうのようでした。
遠くから双眼鏡で覗いてみると
まんじゅうからスラリと伸びる両足には足環が…!
どうやらレースバトのようでした。
足や羽根などにケガはなく元気そうだったので静かに見守っていると
雨が止んだと同時に大空へ飛び立っていきました。
何百kmにも及ぶ過酷なレースの束の間の休息を
ヤマネコセンターで過ごしたようでした。