皆さま
こんにちは。職員の太田です。
先日、ヤマネコセンターの外壁に面白い虫がとまっていました。
皆さまは、この虫の正体をご存じでしょうか?
トンボのような見た目に、長すぎるほどのご立派な触覚…
正体はツノトンボです。
ただし、トンボと言ってもトンボの仲間ではなくアリジゴクで有名なウスバカゲロウの仲間となります。生態としてはアリジゴクのような餌場を作らず草の根本や石の影に潜んでは小さな昆虫を捕食し成長していきます。そして蛹を経て成虫になります。
トンボは幼虫のヤゴから一気に成長になりますが、ツノトンボは幼虫から蛹を経て成虫になる完全変態の昆虫というのも大きな違いかと思います。
また、日本国内には下記4種が暮らしています。
・ツノトンボ
・キハネツノトンボ
・オオツノトンボ
・オキナワツノトンボ
国内での生息数は減少しており、地域によっては絶滅危惧種に指定されています。
トンボのようだがトンボではない、ツノトンボには不思議な魅力を感じます。