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持続可能な島づくりシンポジウム

皆さま

 

こんにちは、職員の太田です。

挨拶が遅れました本年もよろしくお願いいたします。

 

さて、話変わって昨日、対馬市厳原町にて開催された「持続可能な島づくりシンポジウム」の聴講をしてきました。

基調講演ではコウノトリの野生復帰を成功させた兵庫県豊岡市の市長である中貝氏による豊岡市での取り組みを紹介されました。行政・NPO・民間が一体となった希少種の保全と、保全による地方創生は対馬の目指すべき方向性の一つだと改めて感じました。

 

また、中貝氏が講演中に口にした、「地域住民が選択したコウノトリの保全」という言葉が豊岡市での保全活動のすばらしさを集約したものではないかとも感じられました。

悲しいことに日本の多くの地域で動物の保全活動というものは一部の人達だけで行われていることが多く市という大きなコミュニティが希少種の保全という方向性を向けるのは現状では稀有なことです。対馬市がヤマネコの保全を今後どのような方針で実施していくのかの手本としてヤマネコを含め対馬の生態系保全が少しでも良い方向へと進んでくれればと思います。陸生哺乳類ですのでコウノトリとは違って環境を選んで移動するのには限度があると思いますので、下層生態系の保全からなのかなとは思っております。