こんにちは。飼育員のカゲウラです。
対馬は徐々に寒い日が増え、こたつを出そうか迷う今日この頃です・・・。
さて、Go to travel キャンペーンを利用して対馬島外からの観光客の方々が
「本物のヤマネコがぜひ見たい!」とセンターまで足を運んでくださることが度々ありますが、
9月の大きな台風によって施設に大きな破損個所があり、現在も対馬野生生物保護センターは臨時休館となっています。開館の目途はまだ立っておりません。
~対馬野生生物保護センター HP~
http://kyushu.env.go.jp/twcc/blog/2020/08/post-179.html
しかし、公開ヤマネコ「かなた」のライブ映像配信は再開されていますので
是非一度覗いてみてください(^^)
~対馬市CATV ツシマヤマネコライブカメラ~
http://www.sea.tcctv.ne.jp/yamaneko_webcam/
【↑かなたの様子】
今年10月にリニューアルした展示場にも慣れてきて
ハズバンダリートレーニング(※)にも取り組めるようになりました。
上の動画は、朝の給餌入室時に「体重計にのる動作」を練習している様子です。
このように、台の上にベビースケール(人の赤ちゃん用)を置いて
「台をノックをする」誘導のサインに合わせて、自分からスケールへ乗ることを
毎日繰り返し練習しています。
※健康管理に必要な動作を、動物が自らすすんで行うようにするトレーニング
【↑ナミの様子】
10月30日に野生ヤマネコが救護されたため(詳しくはこちらの記事より)
入院室を1部屋あけるために、急遽ナミを野生個体用の屋外ケージへ移動させました。
生まれて初めてこんなに広い屋外ケージに入ったナミは、とても警戒して巣箱から出ない状態に…。幸い餌は残さず食べ、排せつもしっかりできており体調を崩すことはありませんでした。
最近少し環境に慣れて、飼育員の前まで出てきて餌を食べるようになりました!
救護の多い秋冬シーズン、しばしナミにはなれない環境で暮らしてもらうことになりそうです。
★秋~冬は、ヤマネコ交通事故や衰弱保護、錯誤捕獲が増えます!★
生死を問わず、ヤマネコを見つけた際は
対馬野生生物保護センター 0920-84-5577
までご連絡をお願いします。24時間受け付けています。