3月のブログでも紹介していた、交通事故から生還した個体の「トラ吉」。
室内で生きたマウスを与えたり、
コング(餌を入れて転がすゴム製のおもちゃ)を与えたりすると、
活発に走り回る様子が観察できました。ここまでの運動能力は問題なさそうです。
入院室での動きに大きな問題はないため、次のステップへ進めることになり、
「本当に野生に戻して暮らしていけるのか?」を確認するため、
ついに野外のケージへ移動させることになりました。
5月某日、久しぶりの外の世界に喜んでくれるかな?と期待して
キャリーの扉を開けましたが・・・
全然出ていかず、しばらくキョロキョロして立ち尽くしていました(笑)
急な環境変化で恐ろしかったのでしょうね(^^;)
まずは屋外ケージ内でケガなく過ごせるのか、
さらに、生きた獲物をしとめることができるのか、
これから1か月ほどかけてリハビリと確認を行っていきます。
我々飼育スタッフも気を引き締めて、トラ吉の周囲を管理し、見守ります。
蔭浦