皆さま
こんばんは、職員の太田です。
ここ最近対馬では霧が良く発生しジメジメとした日が多くなっています。
春から初夏へと季節が移ろっているのを感じます。
人にとっては洗濯物が乾きにくくなったり結露等、気分が滅入ることをありますが植物達にとっては最高の季節で花をつける種類も非常に多い時期となっています。
さてさて、前置きが長くなってしまいましたが本日撮影してきたとある植物をご紹介しようと思います。
撮影してきた植物とは、ある集落の漁港横の広場に咲いている黄色い花達です。
群生し広場一面に広がる姿は非常に綺麗ですが、この花は全て特定外来生物に指定されている「オオキンケイギク」です。日本全土で土壌や道路周辺や公共施設の緑化のため、はたまた個人園芸種として流通し圧倒的な繁殖力で他の植物を駆逐して問題になっている種です。
「キバナコスモス」と思った方もいるかもしれませんが遠目に見るだけだと違いが判りにくいです。
写真を撮影した集落の方に話を聞くと漁港整備のための工事後に生えだし、あっという間に広場一面に広がったとの事でした。潮風の影響により植物は多くない場所だったそうですが今では所狭しと咲いていました。
先にも書いたように、この圧倒的な繁殖力で全国で問題となり平成18年(2006年)に特定外来生物となり全国各地で駆除が試みられるようになっています。対馬でもヤマネコセンター主催で駆除したオオキンケイギクを用いて草木染のイベントを行ったりもしていますが、繁殖力もですが可憐な見た目から駆除の目を搔い潜っているのが実情です。
オオキンケイギクの持つ花言葉は「いつも明るく・きらびやかで」...
確かに群生する姿はその通りなのですが、日本の植物にとっては眩しすぎます。