今年から飼育員として働くこととなりました、五十嵐です。
働き始めた当初から複数の保護個体のお世話に携わりました。
今回は7月と8月に放獣したヤマネコのことを書きたいと思います。
【歩未(あゆみ)】
6月22日、衰弱したツシマヤマネコが発見され保護しました。名前は発見者の方から「歩未」と名付けていただきました!
由来は「未来を歩んで欲しいから」とのことです。
保護以前の外傷 治療の様子
診察の結果、保護日以前の交通事故によると思われる皮膚外傷も確認されましたが
無事に治療が完了し、7月25日に放獣しました。
自然の中で、「歩未」の名前のように明るい未来へ進み続けてくれたら本当に嬉しいです!
放獣の様子はこちらで確認できます。
【トラ吉(とらきち)】
また、8月20日にはトラ吉も放獣されました。
トラ吉は昨年度、亜成獣の頃に交通事故が原因で保護されてきた個体です。
これまでの治療の詳細は過去のブログでも触れていますので、ぜひご覧ください!
トラ吉は長らく保護しているうちにすっかり大人になり、状態も大幅に改善され
放獣されました。
今は首輪型の発信機を装着して追跡調査を行い、元気にしているかを見守っているところです。
トラ吉は放獣されたばかりで初めての出来事がたくさんあるかもしれませんが、身体を壊さずに健やかに暮らしてくれるといいなと思います!
2頭とも無事に放獣までいくことができたのは、発見し早期に通報してくださった方々
のおかげです。本当にありがとうございました!
通報は早ければ早いほど個体を無事に保護できる可能性が高まります。
このブログを見てくださっている皆様も、怪我をしていたり、様子がおかしいヤマネコを
見かけたら迷わず0920-84-5577へ連絡をお願いします!
最後までご覧くださりありがとうございました。