美津島町洲藻にて地域の方から「足を怪我したヤマネコがいる」とセンターに連絡があり、
4月19日に捕獲・保護収容されました。
個体の左前足は骨がむき出しになっており、やせ細って衰弱した状態で保護されました。
患部の状態から、今回の個体もくくり罠により錯誤捕獲されていた可能性があると
推測されました。
翌日に断脚手術が行われ一命をとりとめましたが、あと少しでも発見・保護が遅ければ
手術を乗り切る体力はなかったかもしれません。
【注意】以下には、手術の様子や傷の生々しい写真が含まれます。閲覧時、苦手な方はご注意ください。
地域の方がヤマネコの特徴を知っておられ、センターへ電話をしてくださったお蔭で
この個体の命が救われました。本当にありがとうございました!
現在は自力でごはんを食べられる程まで回復しています。
野生に帰せるかどうかは、今後の個体の状態をみながら検討される予定です。
実は、下島でこのように生きたヤマネコが保護されたのは、約13年ぶりです!!
「下島にもヤマネコはいる」という認識が島内で広まりつつあるのかなと実感しました。
また、この個体には通報者の方より「Beny sumo」という
ニックネームをつけていただきました(^^)
今後も対馬ニュースでBenyの様子をお知らせしていきたいと思います。