気持ちの良い秋晴れとなった10月10日、
ついにシマトが野生復帰の日を迎えました!
↓シマトの前回までのブログはこちら。
シマトの野生復帰訓練がスタート! - NPO法人 どうぶつたちの病院 - Conservation&Animal Welfare Trust - (jimdo.com)
野外ケージでの餌動物の捕食は難なくクリアし、後ろ足が1本とはいえアカネズミのダッシュに追いつく瞬発力もみせてくれました。また、アオダイショウも反撃をかわしながら上手に仕留めていました。
キャットウォークや組み木を用いたジャンプ力・バランス能力の確認も問題ありませんでした。
↑首輪型の発信機がつけられた、放獣前日のシマト。首輪には車のライトで反射するオレンジ色のテープがついています。
飼育中のケージ内での様子を見る限りでは、野生下でも餌を獲れるのではと判断し、
外部の専門家のご意見も踏まえ、その予後を追跡調査(首輪型発信機から電波を拾い、位置や移動経路を把握)する前提で、シマトを野生復帰させることとなりました。
※定期的な検査捕獲を行い、健康状態に問題があった場合は保護・収容されます。
2回目の保護において「3本肢」となってしまった彼が、どのくらい野生下で生きていけるのかを調査することは、今後同様の個体の野生復帰を判断する際、とても貴重なデータとなります。
1回目の検査捕獲では、元気な姿で再会できることを祈ります!