皆さま
ご無沙汰しております。
職員の太田です。
2023年10月23日より、ヤマネコセンターからツシマヤマネコ野生順化ステーションへ移動となったMk-109「ひかり」(以下、ひかり)ですが、管理区域と呼ばれる半野外ケージでの訓練が進んでおります。
管理区域では野外での主な餌となるノネズミ類、鳥類等の捕獲技術を学ぶ訓練(下記図を参照)が行われるのですが、順調に餌動物の捕獲に成功しております。訓練開始後、なかなかノネズミ類を狩ることが出来ていませんでしたが、先週から捕獲するコツを会得したのか、連日獲物を捕獲し管理区域内での訓練メニューをほぼ完了することが出来ました。
※以下閲覧注意となりますが、200gを超える野生由来のドブネズミも危なげなく捕獲することが出来ています!
幼獣での保護個体で、母ヤマネコから狩りの方法を殆ど伝授されていないと考えられますが、上手に大型の餌動物を捕らえることが出来ていました。可愛らしい見た目ながらも生態系上位のプレデターであることを改めて見せつけられました。このまま順調に、野外ケージでの訓練もクリアし対馬の野山で獲物を狩る姿を見せてくれることを願いながら訓練を続けていこうと思います。