10月10日から野生復帰・追跡調査を実施している3本肢ヤマネコの「シマト」について、
11月21日に放獣後最初の検査捕獲が実施されました。
【検査捕獲】とは?
首輪型の発信機をつけ放獣したヤマネコを
一定期間ののち「はこわな」で再捕獲し、血液検査や栄養状態の確認をするために行います。
発信機からの電波をもとに「はこわな」を設置し、自動撮影カメラによる到来動物の確認も同時に行うため、
追跡中のヤマネコにターゲットを絞った捕獲ができます。
シマトについては、万が一健康状態が悪化しても早期に対応できるよう
1回目の検査捕獲は1ヶ月後を目標に設定されていました。
捕獲作業が行われた夜は、スタッフ一同期待と不安が入り混じった気持ちで待機していましたが…
検査捕獲の結果、状態は非常に良好!!
放獣時とほとんど変わらない程度の体重があり、断脚している左後肢の周辺もきれいでした。
血液検査でも異常がなかったことから、当日中に再び放獣となりました!
↑入院室収容時のシマト。元気な威嚇を見せてくれました。
追跡調査はこの後も継続され、次は2ヶ月後を目途に捕獲が行われる予定です。
引き続き、見守っていただければ幸いです。