こんにちは!
ここ最近、元気になったヤマネコの野生復帰や検査捕獲のいいニュースが続いておりますが、
だんだん寒くなってくると「あれ」も増えてきます。
そう、インフルエンザ。
ではなく「ヤマネコの救護」です。
冬は、今年の春から初夏に生まれた仔ヤマネコがお母さんから独り立ちし始める時期にあたります。
秋に巣立って冬を迎えた若いヤマネコの中には、餌がうまく取れずに衰弱して民家へ寄ってくる個体もいます。
初めての“一匹暮らし”に慣れないうちは、人間同様に非常に苦労するのだろうと想像します。
先月11月19日、26日、12月4日と立て続けに亜成獣(1才未満の個体)のオス2頭、メス1頭がセンターへ運ばれてきました。
いずれも、民家に設置されていた「はこわな」によって錯誤捕獲されたものです。
※対馬では、ツシマテンなどが家屋や鶏小屋に侵入することがあり、
それに困った住民の方が自宅の敷地内にはこわなをかけてしまう事があります。
ヤマネコセンターでは、対象動物を捕獲するのではなく、侵入防止による根本的な対策をしてもらえるよう呼び掛けていますが、
現実はなかなかうまく進んでいません。
参考ページ↓
【緊急告知】ツシマヤマネコ錯誤捕獲の現状 - NPO法人 どうぶつたちの病院 - Conservation&Animal Welfare Trust - (jimdo.com)
微力ながら、当法人でも住民の方の希望があれば修繕をお手伝いしますとお伝えしますが
未だ依頼はなく、信頼してもらうにはまだまだ時間がかかりそうです。
そんなこんなで課題は山積していますが・・・
この3頭は衰弱した状態で運ばれてきたため、しばしセンターで体力をつけてもらったのち山へと帰す方針となりました。
オスの1頭は「マグ」、もう1頭は「ネオ」、メスは「うづき」というニックネームがつきました。
(上の写真左から順にマグ、ネオ、うづき)
貴重な対馬の若ヤマネコたち!
元気になってこの冬を乗り越えてほしいものです。