皆さま
こんばんは、職員の太田です。
人の縁とは不思議なもので昨年夏に見つけたクロアカコウモリが新聞に掲載され、それを見た方から対馬市役所を通じて連絡をもらい、洞窟を紹介してもらいました。コウモリの専門家ではないことを説明し、あくまでも個人的に生き物の記録を取っているとお伝えしましたがそれでも紹介したいとの事だったのでご厚意に甘える形での洞窟探索をしてきました。
電話で連絡を取った際に、
「約30年前、東京のテレビマンが対馬に番組制作で訪れた際に、対馬には貴重なコウモリが居てそれが今回案内する洞窟にいるらしいと言っていた。その後、テレビマンとは連絡が取れなくなり真相が気になるので是非確かめてほしい。」
と、前情報を頂きました。
その方と合流し、実際に現地に行ってみると…
想像したよりも立派な洞窟の入り口が枯れた滝の横に、ぽっかりと掘られていました。
早速入り口からライトで洞窟内を照らしてみると…
深い…!!
想像の数倍は深い洞窟でした。
入り口部分は水没していましたが、周囲を確認しながら奥に入ってみると…
水没した個所の天井にはコウモリがついており、水没部の奥には、まだまだ洞窟が続いていました。今回はあくまで場所を確認する程度の装備しかしていなかったので撤収してきましたが洞窟の奥には大量のコウモリの糞が堆積していました。
洞窟探索の帰りに地元の方にさらに詳しい話を聞いたところ、約60年前には洞窟は掘られており防空壕ではなく鉱石を採掘していたらしいとの事でした。
近いうちに装備を整え、知り合いと再度探索をしてみたいと思います。
コウモリ以外の生き物にも出会えそうでワクワクします。珍しい分解生物とかも居たりして…
※私有地内の洞窟でしたが地権者に許可を貰い探索しています。