災害時被災者支援研修会に参加しました

皆さま

 

こんばんは! 職員の太田です。

法人が対馬市内で参加しているボランティア連絡協議会の事務局より、地元が連帯しての災害時被災者支援についての勉強会開催のお知らせがありましたので参加してきました。

 

今回の勉強会では対馬市社会福祉協議会より職員派遣をした昨年7月に発生した久留米市での豪雨災害についてを例とし対馬市内で同様の災害が発生した場合の対処方法を学びました。

対馬市が抱える課題ととしては…

  1. ハザードマップ作り
  2. 支援が必要な住民の把握
  3. 避難体制の構築
  4. 支援活動実施体制の構築

上記4項目の中でも特に2と4を解決するのが特に難しいようで、対馬市だけが抱える問題ではありませんが地元の高齢化や過疎化による影響が大きいとの事でした。この問題に関しては勉強会に参加した民生委員の方からも、集落に住む高齢者、特に介護が必要な人数が多く緊急時の連絡先を民生委員にしているが、災害時に複数名から連絡を貰っても対処のしようがないとの問題提起もありました。

ケアが必要な人数に対して、ケアを提供する人間が少なすぎるというのは、災害時以外でも確実に起こる事象ですのでこれをどう解決するのかは重要だと思いましたが、対馬市内(本籍地が対馬にある人)だけで解決するのは不可能ではないかとも思いました。

 

現状の対馬は人口約27700人、人口減少率が3%前後であり10年後には3人に1人以上は高齢者になってしまうと予想されています。

 

 

このような状況になると予想されますので、移住者や仕事で赴任している人に災害支援時に参加してもらうのが良いと思いますので、仕組みを作るのが大切だと思います。

自身の経験ですが、対馬に移住する前に熊本に住んでおり、その際に熊本地震で被災しました。

被害は住んでいた住宅、家具が壊れしばらく断水等のインフラが届かず難儀しましたが、それだけでした。

熊本でも地元を離れての単身だったという事もあり、割り切って次に進むことが出来ました。

もし、親族や家族が居たら心の余裕はなかったのではないかと思います。

 

言葉は悪いかもしれませんが、自分を含め移住者を利用するくらいの仕組みづくりをしてもらった方が、個人的には動きやすいのではないかと思います。

自分はヤマネコや対馬特有の動物も大好きですが、そのような動物を育む対馬という地域も大好きですので人と動物だけではなく、地元と移住者も共存できる地域づくりがされていくと良いなと考えています。