皆さま
こんばんは、職員の太田です。
対馬でのラン捜索の続きとなります。詳しいことは前回の記事を参照して頂けたらと思います。【対馬のランを探して…】
前回の記事でも触れていましたが何種かのランは発見、撮影することに成功しました。
あくまで野生下での確認をしたいので基本的には飼育されているものは、除くことにしております。
実際、野生下で発見したのは…
今回紹介した種の中のキエビネはシカの食害があっても個体数が多いことから対馬内の至る所で見ることが出来ます。
観察ポイントとしては林が隣接している神社の周辺には高確率で自生しています。
その他の2種、キリシマエビネとその交雑種は、キリシマエビネに対しての採取圧が過去に高かったこともあり観察できるポイントは対馬内でもかなり限られています。
キエビネを太陽だとすればキリシマエビネは月のような見た目で薄紫色の花は暗い林の中で観察すると非常に幻想的です。
そして交雑種に関してはキリシマエビネの数が少ないので、交雑種が誕生する確率が低く見るのは稀です。
紹介した3種は花が咲く時期であれば目立つので、見落とすようなことはありませんでした。
今後紹介していくランは小型だったり木や岩に活着するタイプも多いので難易度が高くなっていきます。
もう少し観察済みのランはありますので次回の記事で続きを紹介します。