7月2日14:35頃、子ヤマネコ(1000gほどのメス)の交通事故が発生しました。
場所は上県町樫滝の国道であり、ここは昨年度に「ひかり」と別の若いヤマネコ(昨年9月21日死亡)も事故に遭っている場所です。
今回の事故は昼間に起き、通報者が事故を目撃していたことで、詳細を聞き取ることができました。
・通報者は、北から厳原方面(国道の山側)へ走行中、山から当該ヤマネコが飛び出すのを目撃。
・対向車線を北方面へ走行の車両(時速は40km程度)の側面にぶつかるようにして路上に倒れた。
轢いてしまった車は減速したものの、後続車がいたためそのまま走るしかなかったようでした。
事故地点はブラインドカーブで法定速度でも衝突を回避するのは困難な状況だったのではと推察されます。
通報後、すぐにセンター職員が現場に向かいましたが、ヤマネコは既に息を引き取っていましたが、まだ暖かい状態でした。
※前肢の骨折、腹腔内のヘルニアがみられ即死だったと思われます。
打ちどころによっては生きているケースもあるため、見つけてすぐご連絡をくださったことに感謝いたします。
この地点は過去にも事故が多数起きている場所ですが、常設看板による安全運転の呼びかけだけでは効果に限界があります。
見通しをよくする草刈りや、事故防止の街頭キャンペーン活動などの必要性を感じます。
行政機関の取り組みを待つだけではなく、法人としてできる働きかけはないのか、考えていかなくてはいけません。
★事故に遭ったヤマネコを発見したら…★
対馬野生生物保護センター(84-5577 ”はよ ここ鳴らせ鳴らせ”)までご連絡ください!
24時間365日受け付けています。
※万が一轢いてしまっても、故意でなければ罪には問われません。