皆さま
こんにちは! 職員の太田です。
12月も末になり、あっという間に今年も過ぎ去ろうとしており、あと数日寝るとお正月になります。
今年は、今のところ冬期の錯誤捕獲や救護が少なく例年と比較すると穏やかな年の瀬となっております。
こんな話をしていると引き寄せられるかのように救護が発生する事がありますのでこれくらいにしておきます…
さてさて、本題となりますがツシマヤマネコ野生順化ステーションに今期の繁殖を想定して導入となったNo.96「チョビ」の検疫と検疫後検査が無事終わり管理区域と呼ばれるケージへと移動させました。
検疫後検査では、麻酔下での全身検査を行いました。結果は概ね問題なく、野生個体だったことから若干の歯の摩耗が見られる程度でした。
また、尿道カテーテルを用いた配偶子の状態確認では、数多くの活発な配偶子も確認できした。繁殖期に突入していますので、そちらの準備も出来ているようでした。
現在は管理区域にて、久々の対馬での冬期環境に慣れてもらっています。
活発に動き回ったり、草むらで自ら寝床を作ったりと、伸び伸びと過ごせているような様子です。
巣箱も利用しますが、自身で作った寝床の方がお気に入りなようで、他個体と比較すると自活しているような印象を受けます。
野生出身という事が関係しているのでしょうか…!?