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幼獣の保護がありました

以前対馬ニュースでお知らせしました、メスの交通事故があった道路沿いにて周辺の調査を行っていたところ、

6月3日にオスの幼獣2頭が発見・保護収容されました。

 

←交通事故の詳細はこちらから


530日の交通事故地点からごく近い道路沿いの藪に中にうずくまっており、

 弱っている様子がみられたことから、死亡した成獣メスの仔ネコである可能性が高いと考えられました。

2頭とも肛門が腫れていたり、ハエの卵が全身に付いたりしていたものの、幸いにも過度な脱水や衰弱には至っておらず、

自力で食餌ができる状態でした。乳歯がしっかり生えていたため、生後1ヵ月半程度ではないかと推測されました。

保護当時の診察の様子

 

 

保護から2週間ほど入院室で経過をみたのち、肛門の状態が改善し足取りがしっかりしてきたので現在は非公開の野外ケージで飼育しています。

初日はさすがに緊張気味かな・・・と思いきや、午後には2頭で放飼場をはしゃぎまわっていました(笑)

 

 

この仔ヤマネコたちは、発見した職員により「寿限無(じゅげむ)」「長助(ちょうすけ)」と名付けられました。とても縁起の良い名前です!

そっくりですが、よく見ると額の模様が少し違うため顔でも見分けることができます。皆さん、見分けられますか??

 

最近はそれぞれの性格に違いがある様子が見えてきて、行動観察をしていて非常に面白いです。そのお話は、次回のブログにてまた・・・

 

 

今後、生き餌の捕獲を徐々に練習させ、それぞれの捕食能力・運動能力などの確認をしながらで野生下に戻すことを検討していく予定です。

 

育ての母ヤマネコがいない状態で、野外で生きていく能力を身に付け、なおかつ実際に生き残っていくというのは、

人間側が想像しているよりずっと過酷なことかもしれません。

しかしながら救護されたツシマヤマネコは、できるだけ野生下で生涯を全うできるようにサポートしていくことが私たちの目標です。

彼らにとって飼育下で生涯を終えるというのは、野生で生きる望みが絶たれたときの最終的な選択肢だと考えています。

 

これから様々な経験を積んでいくヤマネコの兄弟を、今後のブログを通じてぜひ見守って応援していただければ幸いです。