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くめはちの検査捕獲実施(3回目)

こんにちは!職員の蔭浦です。

 

紅葉が美しい時期が過ぎ、例年より少し暖かい師走の始まりです。

 

冬は繁殖期のため、オスたちが広範囲を動き回るようになります。

親離れしたばかりのいわゆる「新参者」は、なわばり確保に奔走するシーズンです。

若いヤマネコたちにとって試練の多い季節になりますが、1頭でも多く無事に乗り越えてくれるといいなと思います。

 

11月下旬の舟志の「もみじ街道」。今年は色づく時期がまとまっており、迫力ある紅葉が見られました。
11月下旬の舟志の「もみじ街道」。今年は色づく時期がまとまっており、迫力ある紅葉が見られました。

先月11月20日、6月から追跡調査中の「くめはち」の3回目の検査捕獲が行われました。

 当初は12月上旬の捕獲を目指して追跡調査を行っていましたが、これまでに比べて明らかに動きが小さくなるタイミングがありました。

その頃には、日中の人通りが多い時間でも道路沿いや大きなスーパーの近くに滞在しているのを確認したため、

 

「これは何かおかしい」 と、急遽捕獲の準備を開始。

地域の方にもご協力いただき、その夜から捕獲罠を設置しました。

 

前回の検査時のくめはちの状態を踏まえ、異変があればすぐ対応できるようにと

 

地道に密なモニタリングを続けてきたことが功を奏し、衰弱する前に捕獲・再収容することができました。

 

捕獲当日の体重は2335gと、前回の2400gをわずかに切る値でした。

 

再放獣から約1ヵ月半を懸命に野外で生きていたようですが、餌場をうまく見つけられなかったのかもしれません。

幸いケガはなかったものの、身体はやせ細ったままでした。

 

 

↑収容当日のくめはち。

6月に野生復帰してから5カ月の間、くめはちはギリギリのところで粘り強く生き延びていましたが、

このままの状態で冬を乗り越えるのは困難と判断し、ひとまずは療養のためセンターで一時収容することとなりました。

再放獣の目途はまだ立っていませんが、現場職員の他、外部の専門家の方々の意見も踏まえて今後について判断していく方針です。


最近のくめはちの様子

消化不良気味だったお腹の調子が少しずつ回復して、今は元気いっぱいです!ガツガツ餌を食べています。

近日中には野外のケージへ移動させ、適度な運動をさせながらじっくり体づくりをしていきます。

 

引き続き、くめはちの今後を見守っていただけたら幸いです。